2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

i am

My mathar was born in swamp. My fathar was born in a parking lot.(2015年5月31日)

も〜も〜も〜ってペテランろくしたん、ちょーとるるるのかたるれば、けろけろけろっぴかたかたた (2015年5月30日)

なメきモん

なんもかんもうまくいかんもん メだけを明滅・メ・メ・メ キレたらたられば あいつのことが好きやっちゅうのに めちゃんこアラレがこにゃにゃちは がっちゃんモリモリ森を食う がっちゃんモリモリ森を食う (2015年5月29日)

傘サス君ヘ

足りない背を伸ばして 肩越しに見える黄色い染みを 捕まえられたなら 騒騒しい木々のひたむきさと カタカナばかりの虫の鳴き声と ゼロコンマ二秒で君が嘘 全て答案用紙の隅っこに 書いては消したものの いつかは優しい雨に打たれて 誰にも知られないうちに …

指標

指標だけだと物語にはならないということを知って、少しだけ悲しくなった。 (2015年5月27日)

ろけっと

小学生の頃、ロケット鉛筆を使っている同級生が羨ましかった。なんとなく新しいものを持っているという気がして、羨ましかったのだ。僕はというと、家がどちらかというと保守的だったから、ちびたトンボ鉛筆しか使うことができなかった。いや、もちろんトン…

こひぶみ

茹だるように、ホント、茹だるように蒸し暑いじゃないですか、あ、ナカヤマさんって「茹でる」って、<ゆでる>って読みますか、それとも<うでる>って読みますか? えっと、わたしは<うでる>って読むんですよ、はい、そうです、「茹で卵」は<うでたまご…

あなたの不安ってあなたから既に逸脱してますよねってホンジョウさんに言われて戸惑った。いやいや、わたしの不安はわたしのものでしょって反論したかったのだけど、喉がすっかり鈍ってしまって、何も言うことができない。いや、本当は喉に油が塗られていた…

消しゴムのカス食べちゃってたら嫌だなと思う。 (2015年5月23日)

頬に冷気を感じて 林檎が赤く染まる 吐く息は白く 言いかけた言葉を隠してしまう (2015年5月22日)

青空

しっかり地に着けていたはずの足が ときおりふわっと宙に浮かぶ わたしは上手にお空を歩けないから 何にもないのに転んでしまいそうになる 戸惑う蜜蜂を一匹捕まえて 正しい歩き方を教えてもらった ガラスでできたお空の梯子を上って わたしは初めて地球を見…

おけらの歌

おけらだってと歌うけれど きっと君は僕を知らない 君の踏みつけた土の下で 僕は小さく蹲っていた 君がカーテンを開けて 朝の眩しい日差しの中に 新しい君を見つけるように 僕も枯葉のベッドを押し上げて お日様の柔らかいシャワーの中に 新しい僕を発見する…

コースター

未来の遊園地に想いを馳せる。僕はジェットコースターが好きだから、レールのないジェットコースターなんかを想像して、それを絵に描いてみたのだけど、ヤマシタさんに見せたら、レールのないコースターってどういうことよと言われて少しだけ落ち込んだ。レ…

ボリボリじゅわ

おせんべいをボリボリ食べることは、おせんべいに対して誠実な態度なので、マリーはそうすることにしているけれど、日本には濡れせんべいというものがあるらしく、それは元々ふにゃふにゃだというのだから、わけがわからなくなってしまった。是非とも一度は…

行進

兵隊がラッパを吹いて行進、行進。おめめがぱっちり開いていて、いまにも心が飛び出しそう。兵隊の足取りは軽やか。ワンツーワンツー、背中のネジを回したみたい。肩には銃剣を背負っていて、剣先がキラリと光っている。せわしない三丁目の坊やが、割り箸で…

小僧

菊池寛が二十五歳未満の者は小説を書いてもしょうがないというので、タケちゃんは小説を書かないのだという。でも、タケちゃんは将来は小説家になるつもりだから、小説は書かないけれど小説を書く練習をしている。こっそり小説を書くための練習をしている。…

意気地なし

耳元に忍び込んでくる不快な音のために飛び起きて、ちょうど目の前を不規則な調子で飛んでいる蚊を両手でパチン。潰してしまってからなんだか罪悪感が込み上げてきて遣る瀬なかった。一寸の虫にも五分の魂。それに蚊というのはメスだけがお産の栄養をつける…

クンちゃん

クンちゃんがテレビで相撲を見ていて、僕はそのすぐ隣でカステラを食べていた。カステラはクンちゃんのお母さんが長崎に旅行に行った時にお土産として買ってきてくれたもので、お茶菓子にということで部屋に持ってきてくれたのだった。僕は相撲を見ても面白…

りんご

智慧の林檎が空から振ってきた時、僕は妹とあやとりをして遊んでいた。僕はあやとりは東京タワーしかできなかったのだけど、それでもつくってやると妹はきゃっきゃと言って笑い、右の頬に深いえくぼをつくったのだった。そして僕が妹の林檎のように赤いほっ…

腹の虫

三日三晩も腹痛に悩まされて、とうとう近所の薬局に行った。本当は医者に行って診てもらったほうがいいのだろうけど、近所の病院は年増の看護婦さんの態度が悪いので行きたくなかったのだ。ちょうど近所の商店街に小さな薬局があって、そこは気の弱そうなお…

菜の花摘んで 麗らかな花弁、 鶏が啄む。 鉄網の格子に ゴルフボールを挟んで喉が鳴り、 果敢な蜜蜂一匹、 割れた地面で蟻に運ばれてる。 四角い窓から切り取った 母の面影を、 透明の瓶に詰めて 土をかける。 指にこびりついた土、 指の腹で渇いた土の名残…

ニンニクの芯を抜くのはジャガイモの芽を掻くのと同じ理由からかと思っていたらそうではなくて、ニンニクの芯は調理の時に焦げやすく、苦みがでるから抜くのだそうだそうです。ほら、よくスライスされたニンニクがステーキなんかの上に乗っかっていたりする…

無繫辞詩「秋」

わたしは-ウナギ 食べる-サカナに 翔た-カササギ 川面の-夕陽に くちばし-咥える 泣くは-カエル 河童-流れる 色は-移ろう わたしは-ウナギ ススキの-煌めき 形を-失い 夜の-囁き (2015年5月9日)

0-o-0

助詞を削って話す/書くとき(それは原理的に可能であるはずだ)、当然、発話した/書いたものは文にならないのだから、伝達内容は曖昧になるけれど、決して伝わらないというわけではない。例えば、<わたし/食べる/怪獣>と書いてみて(伝達して)、たとえ被伝達者…

怪獣

本を食べる怪獣というのがいて、十年前に一度、そいつを庭で飼ったことがあるのだけど、なんといっても一日の食事量が多くて大変だった。一度の食事に400p分は食べないと気が済まないらしく、200pしかあげてやらない時なんかは、口から火を吐いて脅してくる…

溶ける

タナカさんが廊下にコンタクトレンズを落としてしまったと言うので、僕も一緒に探してあげたのだけれど、その拍子に僕も目の中のコンタクトレンズを落としてしまって、世界の輪郭がぼやけた。しばらくタナカさんと廊下を這いずり回った結果、一旦休憩するこ…

ポケえもん

パンケーキをたくさん作って、ピカチュウと一緒に食べた。ドラえもんはどら焼きを食べていた。野比のび太は泣いていた。 途中でサトシが来たせいで、ロケット団までもがついてきた。ニャースは喋った。ドラえもんのことをタヌキだと言っていた。 「ピカチュ…

フランスパン

僕の友達にはフランスパンの種類をみごとに言い当てることができる女の子がいて、この前、彼女にフランスパンで釘を打つことは可能であるかと訊いてみたら、彼女は当然だといわんばかりにできると言って、確かに僕の目の前でそれをやってのけた。釘は木の板…

ナナミノソーダ

公園を歩いていると喉が渇いて、自動販売機でお茶を買った――確かにお茶のボタンを押したはずなのだけれど、落ちてきた商品を見てみるとダイエットコーラだった。問題は僕が炭酸を飲めないということで、そればっかりはどうしようもないから、少し考えた末に…

福笑い

年明けに地元の神社でおみくじを引いたら大凶で、でも大凶なんかを引くのは大吉を引くよりも確率が低いのだから或は運がいいのかもしれないよと、旦那さんに慰められたのだけれど、やっぱりどうも今年に入ってから困ったことばかり起こっている。とりわけ困…