ポケえもん
パンケーキをたくさん作って、ピカチュウと一緒に食べた。ドラえもんはどら焼きを食べていた。野比のび太は泣いていた。
途中でサトシが来たせいで、ロケット団までもがついてきた。ニャースは喋った。ドラえもんのことをタヌキだと言っていた。
「ピカチュウはネズミなんだよ」
僕がそう言うと、ドラえもんは急に慌てふためき出した。どら焼きが宙に舞って、窓から飛び出し、通りにいたジャイ子の顔にぶつかった。
そうしてジャイ子が泣いてしまうと、今度はジャイアンが家に乗り込んできて、ジャイアンのことをゴーリキーと間違えたロケット団がモンスターボールで捕まえてしまった。捕まえるとき、僕はゲームボーイのAボタンとBボタンを連打した。ジャイアンはあっさりと捕まった。ニャースが困った顔をしていた。
ロケット団に捕まったジャイアンはシルフカンパニーに転送されて、サカキのポケモンになった。サカキは思ったよりもジャイアンのことを可愛がった。それはペルシアンが嫉妬してしまうほどだった。
――いつだったか、サトシがトキワシティのジムリーダー・サカキに挑むと、サカキはジャイアンを出してきた。ジャイアンは"うたう"が得意だった。サトシはピカチュウで挑んだけれど、ピカチュウは耳が大きいからジャイアンの"うたう"にやられて、"こんらん"状態に陥ってしまった。ジャイアンは歌い、ピカチュウは踊るように自分自身を攻撃し続ける。サカキが高らかに笑い、サトシはとうとう泣き出してしまった。
(2015年5月5日)