散り散りになって、拾い集めるのが大変だと、コウタくんのお姉ちゃんが言うものだから、拾わずにせめて繋げましょうと提案したら、繋いだその先、ちょっとだけ震えていて、心許ないのは今に始まったことではない。誰にでもわかるように言葉を繋ぐのはそんな…
沈黙していることの忍耐に、たとえ君たちが火炎瓶を投げつけるとしても、石のように硬く、踏みつけられることも厭わずに、僕はそこに在り続けたい。 無数の声が僕に呼び掛けても、それはこの身体を簡単に通過して流れてしまう。 君たちの歌を刻みつけて、僕…
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