ローソンの白いネオンでやたら安心感、駅のロータリーに取り残されて、赤色ラインの電車を待っている。走り去る快速列車に見慣れた顔、否、そう思いたいだけだけど、僕には見えた、君の、耳の、真珠のピアス。試験勉強を忘れて、明日の朝はやってきてくれない。バッテリーの欠如と、それでも鳴り続けるポップチューン、時間を逆らって。そして、プリーズミニスカ、物語が始まる。


(2015年6月14日)